味覚?嗅覚? パート1

残暑お見舞い申し上げます。

8月も下旬になり、まだまだ暑い日が続く中、少しずつ秋の気配も感じてきましたね。如何お過ごしでしょうか?

 

今年の夏も流行り病(コロナ)の感染に不安な気持ちで過ごしていらっしゃる皆さま、実際に感染されて心身ともにお辛く、苦しんでいらっしゃる皆さまに心よりお見舞い申し上げます。そしてそれに伴い、尽力をされている医療従事者の皆さま、介護従事者の皆さま、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。

我が家にも流行り病の波がきまして、8月入ってすぐに主人が罹り、私は濃厚接触者となり、感染しないようにと頑張っていましたが、やはり流行り病には勝てず、数日後に私も罹りました。幸いにも我が家は夫婦二人暮らしなので、私たち以外の家庭内感染者はなく、主人は自宅療養10日間、私は健康観察期間5日と自宅療養期間10日の15日間、自宅から外出することなく過ごしました。私たち夫婦の共通の症状としては、中度の発熱、痰が絡むような咳、強い倦怠感でした。軽症患者でした。

それに加えて私の場合は『喉が痛いなぁ~』と思うと熱が上がってきて、声が出なくなりました。そして色々な症状が少しずつ落ち着き始めると・・・・『あれ?匂いがしない?』、『あれ?味が・・・?』いわゆる味覚障害、嗅覚障害の症状が現れてきました。

もちろん人生はじめての経験でもあり、内心、不安と恐怖心に包まれ『この症状はすぐに治るのだろうか?』、『匂いも味もわからないが状況がいつまで続くのだろうか?』などマイナスなことばかりを想像していました。

なぜ匂いがしないことがわかったかと言いますと・・・主人はほぼ毎日納豆を食べます。この療養中も食べていました。実は私は納豆が好きではなく、特に納豆の匂いが苦手です。

夕食時に主人が食べる納豆をパックからお皿に入れ替えた際に『あれ?おかしいぞ!納豆の匂いがしない!』と何度も嗅ぐけれど全く匂いがせず、いわゆる無臭でした。その後、アロマの精油を嗅いでも無臭、自宅にある匂いを発するものを嗅ぐけれど匂いがわかりませんでした。

 

味覚は、上手に表現ができないのですが、シンプルに甘い、しょっぱい、すっぱいがわかるくらいでした。しかし療養中もお腹が空くと何かを口にしますが、何を食べてもただお腹が満たされるだけで、心が満たされることはなく、美味しい!という感覚はありませんでした。そして自宅療養中も食事の準備は私の役目だったので、味付けは感覚でしていました。一応、味見はするもののやはりその料理の味はわかりませんでした。不安や恐怖に悲しさが加わりました。

 

この続きは・・・『味覚?嗅覚? パート2』でお話しさせて頂きますね。