味覚?嗅覚?パート2

『味覚?嗅覚?パート1』のブログをあげてから数日が経ち、朝夕と秋を感じる今日この頃となりました。如何お過ごしでしょうか?

 

自宅療養終了日から11日間が過ぎ、ほぼいつもの生活リズムが戻ってきました。しかし自宅療養中は寝ていることが多かったことで、筋肉の低下を感じます。これからいっぱい動いてしっかりと筋力を戻したいと思います。

『味覚?嗅覚?パート1』では、読んで頂いた皆さんには不安なことばかりをお伝えしましたね。流行り病に罹ってしまったとしても症状や後遺症は少しでもない方がもちろん良いのですが、私が嗅覚、味覚障害を経験したことで、思ったこと、感じたことをこれから書かせていただきますね。

パート1で嗅覚は無臭だったとお伝えしましたが、このまま何も匂いがしない生活が続いたらと思った時に無臭であることから匂いを想像するようになりました。

 

私はどのような匂いを想像したかと言いますと・・・やはり思い出すのは美味しい匂いと心地の良い匂いでした。私はサーモン握りの匂いとアロマのラベンダーの香り、そして昨年9月に天国に旅立った我が家の愛犬の匂いでした。肉球のちょっと香ばしい匂い、古い毛布のような毛の匂いでした。香りや匂いを嗅いでその時の記憶を思い出すことがあっても、無臭から匂いや香りを思い出せるとは・・・不思議な感覚でした。

そして自宅療養中も夕食の準備はしていました。ある日の夕食に野菜炒めを作ってる際も匂いも味もほぼわかりませんでしたが、野菜を炒めながら実家の母が作るごま油としょうゆの香ばしい野菜炒めを想像していました。私は母の野菜炒めが大好きです。

自宅療養期間終了する頃には少しずつ味覚も嗅覚もわかるようになりました。そして先日、久しぶりに外食した際にも美味しい!と思えたことが心身ともに幸せな気持ちになりました。

流行り病前の私の味覚も嗅覚もどのようなものだったのか、今現在のものと同じなのかどうかわかりません。そしてコロナに罹る前の私の心と身体の調子がどのようだったかを思い出せず、なんとなく心身ともにリセットボタンが押されたような不思議な感覚です。

以前のような生活リズムに取り戻すことができることは幸せなことですが、きっと元気になるとこの感覚は忘れていくことでしょう。まだ覚えている間にブログに書かせて頂きました。

感覚も十人十色です。この感覚は私だけのものかもしれません。そして流行り病の症状も状況も十人十色です。このような感覚な人もいたのだと思って頂けたらと思います。

 

本当にどこに潜んでいるのかわからない、どこからともなく忍び寄ってくる感じの流行り病です。どうぞ皆さまもご自愛ください。『味覚?嗅覚?パート1・2』と長いブログを読んでくださり、ありがとうございました。